今回は、函館市に隣接する北海道北斗市にてトマトを中心とした施設野菜90㌃と約2㌶の水田で経営されている五十嵐様を訪問いたしました。
これまでの夏秋トマト栽培では、一般的な潅水チューブを用いて手動にてバルブ開閉潅水をしていましたが、最盛期には半日近く潅水作業がかかるため、栽培に関わる管理作業を優先し、数日に一回の長時間潅水が常態化していたそうです。
「少量多頻度潅水」を勧められる事も多く、また自宅から離れた7棟のハウスが奥行80mと長尺ハウスだったこともあり、今回、夏秋トマトへの自動潅水設備として、弊社潅水コントローラー「よくばりタイマーⅢ」とマルチ下用潅水チューブ「スミチューブ小水量025」を導入いただきました。
2023年は例年にない猛暑のなか、一作が終わっての五十嵐様の評価をお聴きしました。
- 従来の潅水チューブでは手前と奥で散水量が違っているせいか手前と奥で生育が揃わなかったが、「スミチューブ小水量025」ではほぼ均一に潅水が出来ていると感じ、生育の揃いも良かった。マルチ下でも畝全体がしっかり湿っていると感じたので、安心して使えたよ。
- 80m長ハウスに1棟当たり8列のチューブを設置したが、「スミチューブ小水量025」は1m当たりの散水量が少ないので1棟当たり1系統で制御でき、全7棟を比較的低コストで自動化が出来たと思う。
- 猛暑の中でも思った通りの潅水が簡単にできたよ。自動化を導入していなかったら、潅水作業大変だったろうな。
- 従来の潅水チューブに比べ「スミチューブ小水量025」は孔径が小さいので目詰まりが心配で頻繁に「チューブフィルター」を気にしていた。原水ろ過器として「サンドフィルター」を設置したが、潅水を確実にするためには原水ろ過は大事だね。
【給液装置周辺】
【マルチフィルムの下にスミチューブ小水量025を敷設】
栽培風景の写真は定植後約1カ月の写真です。
五十嵐様のハウスではトマトの前作に春ダイコンを栽培されています。
ダイコン用の潅水として弊社サイド潅水チューブ「ミストエースSナイアガラ72」も導入いただいており、こちらも作業性・散水分布の点で好評いただいております。
今後は自宅側のハウスにも自動化導入を検討したいとのことでした。
今後とも弊社潅水資材をよろしくお願いいたします。
【自動潅水/施肥システム 製品情報ページ】⇒https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/system/
【サンドフィルター 製品情報ページ】⇒https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/filter/sand_filter/
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