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【玉ネギ育苗潅水編】スミカの潅水資材ユーザー探訪 その24

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熊本市南部の温暖な平野部で、米麦を中心とした作付けを行っておられる「農事組合法人 熊本すぎかみ農場」さん。

11月中旬、ちょうど玉ネギの定植の最盛時期に訪問させていただきました。

 

熊本すぎかみ農場さんは2014年に農事組合法人として発足。

現在は138軒の生産者が組合員さんとして参加されています。

水稲:18ha 麦:100ha超 大豆:80ha 玉ネギ:13ha のほか、ズッキーニや葉にんにく、スイートコーンなど多岐にわたる品目を栽培されています。

米麦は主にJAさんへ、その他の品目は地元スーパーをはじめ青果業者にも出荷されています。

 

なかでも”すぎたまちゃん”のブランド名で販売されている玉ネギは、74種類の天然ミネラルが豊富に含まれている与那国島産天然サンゴの化石肥料を使用して栽培されています。

3、4月に収穫するサラダ玉ねぎはそのまま食べても辛みが少なくまろやかで地元に多くのファンがいる名産品です。

 

その「すぎたまちゃん」の育苗から収穫までの栽培管理をご担当され、組合の中心的なリーダーとしてご活躍されている田上課長にお話を伺いました。

「玉ネギの育苗は夏場に始まります。

 この育苗時期の作業で一番大変なのが潅水管理なんです!」と。

 

毎日3~4回の潅水作業を行わなければならないため、他の作業の合間に抜けて来なければならず、また折角の休日にも潅水のために育苗圃に顔を出す毎日。

そのため潅水作業省力化が喫緊の課題となっていました。

そんな折、弊社に潅水自動化のご相談をいただき、弊社潅水タイマー「よくばりタイマーⅢ」での潅水自動化を提案させていただきました。

「よくばりタイマーⅢ」導入後、これまで一日3~4回行っていた潅水の作業が自動化でき、3時間かかっていた潅水作業が軽減、大幅な省力化をご実感いただけました。

【よくばりタイマーⅢ-4】

 

さらに元々ご使用いただいていた弊社露地用散水チューブ「スミサンスイR露地ワイド」に加え、通路に余計な散水がされないよう「スミサンスイR露地ワイド片側」も導入。

通路への余計な散水がなくなることで通路の雑草が減り除草作業の回数が少なくなり、また、ぬかるみによる作業効率の悪化を軽減できたとのご報告もいただきました。

今夏は台風の影響で、例年より育苗の準備が遅れたものの、苗質は良いとのことでした。

【スミサンスイR露地ワイドでの玉ネギ育苗潅水】

【スミサンスイR露地ワイド片側を端列に使用する事で圃場外の無駄な散水を減らせます】

 

これからも毎年美味しい玉ネギ”すぎたまちゃん”を消費者の皆様にお届けいただけるよう、応援させていただきます。

田上課長、本日はありがとうございました。

 

【農事組合法人 熊本すぎかみ農場様 ホームページ】

https://sugikaminoujou.com/

 

【よくばりタイマーⅢ 製品情報ページ】

https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/system/yokubari_timer/

 

【スミサンスイR露地ワイド 製品情報ページ】

https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/spray/sumi_sansui_r_roji_wide/