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【営農型太陽光発電編・シイタケ潅水】スミカのユーザー探訪 その22

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今回は、茨城県ひたちなか市で営農型太陽光発電として原木椎茸を栽培されている、生産法人JOY-Farmの吉川 幸次社長・泰輔様を訪問しました。

吉川社長は以前、ひたちなか市役所で長く建設関係事業に従事されていたそうです。

2016年に退職後、米・ソバを作付けしていた所有地に、農地に設置可能となったソーラーシェアリング事業制度を活用し、ソーラーパネル下で原木椎茸の栽培を始められました。

2018年からは、ご子息の泰輔さんも10年勤務された企業を退職し、就農。

現在、約80aで約6500本の原木椎茸を栽培されています。

 

自然界の原木椎茸は通常、涼しい日陰の山中環境のもとで安定した品質の良い椎茸ができるそうです。

JOY-Farmさんでは、原木椎茸栽培に適した環境をソーラーパネル下のビニールハウスで再現するため、弊社潅水チューブ「ミストエースSナイアガラ63」を導入いただきました。

原木椎茸栽培では、局部的でも原木が乾燥してしまうと種菌が繁殖せず収量が大幅に減少するため、原木の適度な湿潤が栽培の肝となるそうです。

「ミストエースSナイアガラ63」を導入する前は、車両可搬移動式の大型動力噴霧器で潅水されていたそうです。

動噴による散水は、時間がかかることと、作業者の手癖で潅水ムラが出てしまうことがあったそうです。

【原木椎茸栽培ハウス】

 

導入いただいた「ミストエースSナイアガラ63」は、散水が細かい霧状で、霧になった水が空中で浮遊滞留し、原木全体にしっかり潅水できるとご評価いただいております。

また、原木椎茸栽培では、外気温の高い日中に潅水すると、原木が痛んでしまうため、夜中の0時から約10分潅水するそうです。

潅水作業の自動化のため、弊社潅水タイマー「よくばりタイマーⅢ」も導入いただきました。

「ミストエースSナイアガラ63」と「よくばりタイマーⅢ」の導入により、作業の省力化と椎茸の安定生産が両立、「潅水に対する肉体的・精神的なストレスがなくなった!」と喜んでいただいております。

吉川社長より「このチューブがないと、今の成功はないよ!」と、非常に高い評価をいただきました。

【よくばりタイマーⅢ-8】

 

JOY-Farmさんの原木栽培椎茸をいただきましたが、非常に肉厚・濃厚で食べ応えのある非常においしい椎茸でした。

JOY-Farmさんの原木栽培椎茸は口コミで広がり、近隣の料亭や、県内のJA直売所「フレッシュさかど」や県内5ヶ所の直売所で購入できるそうです。

 

吉川 幸次社長・泰輔様、今回は貴重なお時間いただきありがとうございました。

今後とも弊社潅水資材をよろしくお願いいたします。

 

【ミストエースSナイアガラ 製品情報サイト】

https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/side_overhead/mist_ace_s_naiagara/

【よくばりタイマーⅢ 製品情報サイト】

https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/system/yokubari_timer/