今回は、熊本県阿蘇市でアスパラガスを栽培されている室 治夫さんを訪問しました。
室さんは、50歳までJAの職員としてご活躍され、アスパラガス栽培は兼業農家としてスタートされたそうです。
26年前に13aで始めたアスパラガスも今では75a、水稲は2.5haの規模で経営されております。
【室さんのアスパラガス栽培ビニールハウス】
アスパラガス栽培を始めた当初は潅水チューブをご使用されていたそうですが、潅水チューブの散水孔の目詰まりが発生し、潅水管理に苦慮されていたそうです。
潅水管理に困っていたところ、当時発売されて間もない弊社潅水ホース「スミホース(ノズル:S180-15A)」の紹介を受け、即導入されました。
「スミホース」はノズルタイプの散水ホースでノズル口径が大きいため、散水孔の目詰まりの問題も解消され、潅水管理が楽になったとご評価いただいております。
【スミホース設置状況】
また、潅水作業の省力化の目的で、弊社自動潅水タイマー「よくばりタイマーⅡ」(現行モデル:よくばりタイマーⅢ)を導入いただいております。
「潅水の自動化がなければ、現在の75aまでは栽培面積の拡大はできなかった。」と教えていただきました。
「スミホース」と「よくばりタイマー」の組み合わせた自動潅水によって、他の栽培管理作業に割ける時間が増え、増収の要因にもなっているそうです。
現在は、JA阿蘇アスパラ部会でもトップクラスの反収4.6tを上げているそうで、過去には反収5tも達成されております。
近年では後進の育成に力を入れておられます。
20aを息子さんに任せる一方、研修生にアスパラガス栽培の指導をされておられます。
現在は4名の研修生がおられ、2年の研修期間を過ごした後、新規就農のため巣立っていかれる予定です。
若い世代が立派に巣立っていくのが、室さんの何よりの楽しみだそうです。
最後に、アスパラガス栽培にコツはありますか?と質問させていただきました。
室さんから、「家族のように愛情を注ぐことだよ。」と満面の笑みで答えていただきました。
後進の育成に労を惜しまない室さんの姿に、我々もメーカーとして何かやれることは無いかと考えさせられました。
室 治夫さん、今回はありがとうございました。
【スミホース 製品情報サイト】
https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/horizontal/sumi_hose/
【よくばりタイマーⅢ(標準モデル) 製品情報サイト】
https://products.sumika-agrotech.com/irrigation/products/genre/system/yokubari_timer/